2019-01-17 うんこ5 若さは萎れて枯れていく ああそうか 自称無頼派の臆病者 ああそうか 明日を捨てる勇気もなく 半ば強引に明日を壁に投げつけようとしても つまらない我に帰り 明日を質屋に出してそれ以上の対価を得ようとする 無論思い通りの評価を得られるわけはなく 傾いた視線を真っ当な人様に向けるが そこで生きるための癇癪を起こす度量もない 橋の上から眺める川に憧れ ドアノブを握り 錠剤を睨みつけ 延長コードと交わす接吻 駅のホームは恐ろしい風が吹き 太宰治で眠る夜 ああそうか