うんこ2

平成の香りを手首へ振りかけ 首元へと馴染ませる


狭いベッドの上で のたうち回る まるで 延々と続く終わりのない荒野のようで


夜は暗さが増すたびに限りなく青色に近くなっていく

若さが喉に詰まって呼吸がうまくできない


お酒の勢いで このまま 2人で死のうね って耳元で囁いたことだって何度だってある


革命に憧れてる 少年の目と 2日だけ愛した女の目 

キリストは殺されなければ神にはなれなかったこと


平成に殺されたのは君で

平成を殺したのは僕だ